北西9000km

写真で振り返る生活

あれもこれも

帰国という2文字に取り憑かれている。ただただ時間が惜しい。

 

昨日は日本に帰ってから全てがうまくいかずに塞ぎ込んでしまう夢を見た。まだ夢でよかった。寝ぼけながらもまだここにいることに安心したような気がする。

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ヴァーツラフ広場にて

 

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今日はチェコ出身のある友人と久しぶりに再会することができた。

前回会ったのはお互い日本にいる時で、最後に顔を合わせてから約1年になる。

 

彼は私がもともと通っていた日本の大学に留学しに来ていて、この街のことや申請についてもたくさん教えてもらったのをよく覚えている。

お互いが留学する時期がズレていたため、こちらで会うことはなかなか叶わなかった。ズレていたからこそ知り合えたのだけれども。

  

積もる話を消化していくうちにジョッキが何回も新しいものと入れ替わっていく。酔うと少し話しやすくなるのは多分そんな気がしているだけで、側から聞いたらひどい話し方をしているのだと思う。

 

話しているうちにあれから1年も経ってしまったという事実が普段と違う角度から投げ込まれたようで、ビールを飲みながらも少し考え込んでしまう時間があった。

 

話題も尽きることがなかった。

お互いの留学生活のことや、現在のこと、日本・チェコの政治のことなど。

 

あれほど慣れ親しんだ自分の大学のことでも、異なるバックグラウンドを持つ人の眼からすれば映り方は当然違ってくるもので、帰国後の言動に関しても改めようと思わされることが多々あった。

 

チェコの人々はいい意味で皮肉が好きだし、自分自身や自分の国に対しても批判的に見ることに長けていると感じる。

それは普段の会話や授業でのディスカッションからも見えてくるものだし、その柔軟な考え方を育んだ学校での教え方や家庭環境についても興味が出てきたここ最近。

 

これに限らず、何かの終わり際にはあれもしたかった、これもしたかったといったことが吹き出てくるものなのだと思う。

すべてに満足することなどできなくて、不足があるからこそ次に繋がるのだと考えるようになった。

後悔するだけではなくて、次はやるぞ!という原動力にしていきたい。

 

と、自分で思ってはいても後ろ髪を引かれるような気分になるのは確かなことだし、本当に帰りたくないと思えるくらいチェコが好きになれてよかった。

 

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車窓から

帰ったらもっと留学生と仲良くしよう。

たくさんの人から受けた恩を返していきたいし、自分から与えられる人になりたい。

あとシソの実を天ぷらにして食べたい。

 

 

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